【原创小说】【日文】ユートピア（中）(3)

　対応する刺激を、対応している脳区に与え、そして、カイカン的な反応をもたらすのだろう。
　彼はまずカイカンを研究対象とする理由は、彼がまだ童貞であることだ。
　あの女の子の死は、彼の脳に止めず繰り返しているからだ。
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その論文が載せられたとすぐに、対応する機械が開発されてきた。
　これで金をいっぱい稼げるのだろう。
　同時に彼は自分の全ての資料をコンピューターに拵え、自分が生きれることを願う。
◆
「もしもし、きこえます？」
「ウンウン、キコエ　マス　ヨ。」
　コンピューターが鳴る、老人の声。
「君は私ですよね。」
「ソウ　デス　ヨ、ワタシハ　クサカヤスタカ　デス。」
　ほっとした老教授。基本機能はあるけど、本当に自分なのだろうかがわからないのだ。
　その信憑性を試すために、老教授はそう問った：

「わたしはなぜ独身を選んだのか。答えなさい。」
「ワタシヲ　タメスカ。ワカリマシタ。ワタシタチ　フタリ　ダケノ　ヒミツ　ナンデスカラ。」
　感情が溢れてきて、この泣いてしまうような声で。
　その物語を語り続けて、この二人は泣いてしまう。
「彼女の夢だね。」
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決めました。私はきめました。どうせ私はもう九十歳近くになったから、もう残り日が少ない。その機械の発明を広げよ。男も女も、一万円でこのカイカン機械や他のおもちゃ
を買えばいい。こうやって誰でも最も真実な体験を体験できる。
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ＸＸ９２年。久坂康隆、老死。
　ＸＸ９３年。久坂康隆、最なる死。
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二つの原因が終わった。
　これの二つの物語が本当なのか、それとも嘘なのかもわからない。しかし唯一確信できるのは、私たちはいまものを食べる欲望と体の付き合う欲望も無くなってしまったのだ。無くなったと言うのが正確ではないだが、とにかく私たちは機械で性よくをなくし、仏法で食欲をなくしたのだ。

　今の世界は、ユートピアである。が、美しいとはいえない。