【原创小说】【日文】ユートピア(上)
2023-08-20 来源:百合文库
ユートピア(上)
久留知敏
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ここはユートピア。だれも幸福で、だれも傷をつけられない世界である。
その成因が、ふたつある。
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一つは、みんなが食べらなくてよしということである。
最初のごろは、だれかが空気だけで養分を収集することが可能であると発見した。
これは、二三ヶ月訓練した後、だれも把握できる能力だったが、初めてこの若き尼が発見したときは、流行れられなかったそうだ。
あの日、尼はいつもの通りに瀑布の下のあの苔ばかりの石に、禅定しておった。
目を閉じたまま、正座しておる尼。視覚を封鎖しており、目の裏に見えるものは、黒めいた闇、それと病めいた点綴物もある。日差しを背で応えた故、この景色はとても変わりづらかった。
同じ姿勢を保つことは、かなりの難易度がある。触覚は封鎖しにくいものであり、体が全部処理できるものでもない。
保てって思うときも、ごめんまだ感じてると感じられる。