朝比奈若叶和oo男友第一话原文(有翻译)(12)
2023-05-16 来源:百合文库
そもそも、男の子と接すること自体が得意ではない。苦手意識すらあった。
男嫌い、というのではなく、ちょっとした仕草や言葉づかいが……そう、あえて言うなら性の違いからくる違和感、というものなんだろうか? 特に理由があるわけではないのだけれど、彼らの前に出ると、どうにも緊張してしまう。
そんな様子が、奥ゆかしい、可愛(かわい)らしい、と何(な)故(ぜ)か男子のあいだでは評判になり、中学時代は何度か告白された事もある。けれど、男の子に対する苦手感は、なくなるどころか、緊張と混乱のせいか、さらに増すばかり。どうしようかと悩み、返事を先延ばしにしているうちに、『お高い女』などと噂(うわさ)を流されてしまった。
大好きなお母さんから受け継いだ容姿だ。だから、それを鼻にかけたりなんて、するわけがない! それだけは、断固として否定したいのに。
けれど、昔も、そして今この時も。反論の言葉は出てはこない。何か言い返されたらどうしよう、と思うだけで体がすくみ、唇も震えて動かなくなってしまう。
結局、私は黙ったままうつむき、首を横に振り続ける事しかできなかった……。
男嫌い、というのではなく、ちょっとした仕草や言葉づかいが……そう、あえて言うなら性の違いからくる違和感、というものなんだろうか? 特に理由があるわけではないのだけれど、彼らの前に出ると、どうにも緊張してしまう。
そんな様子が、奥ゆかしい、可愛(かわい)らしい、と何(な)故(ぜ)か男子のあいだでは評判になり、中学時代は何度か告白された事もある。けれど、男の子に対する苦手感は、なくなるどころか、緊張と混乱のせいか、さらに増すばかり。どうしようかと悩み、返事を先延ばしにしているうちに、『お高い女』などと噂(うわさ)を流されてしまった。
大好きなお母さんから受け継いだ容姿だ。だから、それを鼻にかけたりなんて、するわけがない! それだけは、断固として否定したいのに。
けれど、昔も、そして今この時も。反論の言葉は出てはこない。何か言い返されたらどうしよう、と思うだけで体がすくみ、唇も震えて動かなくなってしまう。
結局、私は黙ったままうつむき、首を横に振り続ける事しかできなかった……。