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转生英雄之女505话506话507话508话翻译(22)

2023-05-16 来源:百合文库
 そのまま指輪の力で壁の模様に擬態しておき、突き当りの壁を調べる。
 案の定、突き当りにある壁の床から高さ一メートルほどの部分が隠し扉になっており、そこから向こう側へと入ることができるようになっていた。
 しかもこの隠し扉、位置的にカインの部屋の扉と重なる場所に作られており、カインが部屋の扉を全開にしておくと、廊下の向こうからは見ることができない位置にある。
「まったく、小賢しい真似を」
小さく呟いてから隠し部屋に忍び込む。侵入に気付かれないよう、扉はしっかりと閉めておく。
 隠し部屋……というか、そこは隠し通路になっているようだった。
 幅一メートルほどの短い通路があり、その先は階段になっていて下へと向かっている。
 俺は足音を立てないように階段を下っていった。明かりはないが、どこからか光を取り込んでいて、それが通路のあちこちに仕掛けられた鏡に反射し内部を照らす構造になっていたので、俺が照明を要する必要はなかった。

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狭苦しい階段を降り、何度か折り返し、優に五階分は下っただろうか?
 寮が三階建てであることを考えると、完全に地下に潜っていることになる。
 それだけ降りて、ようやく目の前に扉が現れた。
 この深さになると、取り込んでいた明かりもその効果を弱め、かなり薄暗い状況になっている。
 それでも闇に慣れた俺の目は、周囲をはっきりと見て取ることができた。
「鍵、は掛かってないのか?」
静かにドアノブを回すと、かちりと小さな音を立てて扉が開く。
 その向こうは高さはないが、かなり広い部屋になっていた。そして壁際には薬品棚が置かれており、そこには何十本もの小瓶が収められていた。
 さらには小さな机と書類棚も完備されている。
「これ、フィニアを襲った連中の小瓶と同じものだな」

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