第26話 深信自己是王子的帅哥过来找茬了(11)
後日、紫条院さんに改めてお礼を言った時に「俺ってどうやって寝てたんだっけ? 床にごろ寝していたにしては頭に柔らかいものが当たっていたような……」と聞くと紫条院さんは何故か頬を染めて口をつぐんでしまった。謎だ。
まあ、なにはともあれお祭りは終わり、期末テストが近づくとともに校内は勉強のムードへと移行していた。
そしてそんな時期に――その世界観が違う男は俺のところへやってきたのだ。
「お前、身の程をわきまえろ」
「は?」
時は昼休み。
廊下で俺にツカツカ歩み寄ってきた男子生徒は、唐突に意味不明なことを言い出した。
(誰だこいつ? やたらとイケメンだけど……)
そいつへの第一印象は『少女漫画に出てくる俺様系イケメン』だった。
高身長で態度は尊大で、相手をごく自然に下に位置づける視線。
全体的にオラオラした雰囲気で傍若無人という言葉がぴったりだ。
「なんだその反応は? お前が新浜なんだろう?」
「いやそうだけど……お前誰だよ」
「……なに? まさかお前、俺を知らないのか? まったく……これだから雑魚は
辟易する。無知にも程があるだろう」
はあああああああああ?
友達でもない別クラスの男子の名前なんて知るかアホ。
まあ、なにはともあれお祭りは終わり、期末テストが近づくとともに校内は勉強のムードへと移行していた。
そしてそんな時期に――その世界観が違う男は俺のところへやってきたのだ。
「お前、身の程をわきまえろ」
「は?」
時は昼休み。
廊下で俺にツカツカ歩み寄ってきた男子生徒は、唐突に意味不明なことを言い出した。
(誰だこいつ? やたらとイケメンだけど……)
そいつへの第一印象は『少女漫画に出てくる俺様系イケメン』だった。
高身長で態度は尊大で、相手をごく自然に下に位置づける視線。
全体的にオラオラした雰囲気で傍若無人という言葉がぴったりだ。
「なんだその反応は? お前が新浜なんだろう?」
「いやそうだけど……お前誰だよ」
「……なに? まさかお前、俺を知らないのか? まったく……これだから雑魚は
辟易する。無知にも程があるだろう」
はあああああああああ?
友達でもない別クラスの男子の名前なんて知るかアホ。