第三話 カラメル付けの微笑み 《星与少女之章》土罗星计划原创轻小说 【日文版】
知らない女の子が時雨に近づいてきて、耳のそばから囁いてきた。
「離さないで、一人にしないで、もう、歩けない」
女の子がカラメル付けの微笑みで、表情と全然合わない言葉をして、意味不明な夢。
夢の内容がわからないまま、時雨は家を出た。
翌日 浜海都大都会区 羅長威文ビル 1140階 プロトロ事務所
「ここかな、こんな立派な建物の中にあるなんて、凄い」
時雨は起きてから直ぐに募集についてのメールを見つけた
「明立時雨様、応募書類は承りました。翌日の午後五時に弊社の事務所にお越しいただけませんか。」
「まさか、私なんかの人は、このチャンスを入手できるなんて、だから、絶対逃さないように」
プロトロ事務所は、浜海都大都会区にある高級ビル「羅長威文ビル」の1140階にある。「スターズセンター」「徳安市庁」などのビル群を眺め、高級マンションに囲まれ、大手企業が集まり、正に一般庶民には近づいてはいけない場所だ。