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第7话 紫条院春华在床上心慌意乱地手脚乱蹬(12)

もちろん高校生でそんな奴がいるわけがない。
 だが正直それくらいの心の強さがある奴でないと、娘を預けるには足らないのだ。
「ふっ、もし私の本気度100%の圧迫面接に耐えられる男だったら春華との交際どころか結婚を許可したっていいぞ! それくらい無理な話だ!」
私はまだ見ぬ悪い虫の魂を飛ばしてやる様を想像して呵々と笑い、そんな私を見て妻は「ふーん……」と意味ありげな笑みを浮かべていた。
そして娘の春華の部屋からは、ベッドの上で激しく身をよじっているような音がなおもドタバタと聞こえてきた。


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