《世界顶尖的暗杀者转生为异世界贵族6》第十六话(7)

その実戦経験も十分だと最近思える。
そうして、俺たち三人はただのクラスメイトのように雑談で盛り上がる。
とても、勇者と罪人と魔族の従者なんてふうには見えなかった。
◇
夜になり、野営をすることになった。
馬は夜目が利かないし、途中立ち寄った街で馬を換えたとはいえ、馬の体力にも限界がある。
今回使う馬車はいわゆる寝台馬車で、 スペースが広く、 折りたたみ式の二段べッドも用意されているため、馬車で寝泊まりができる。
タルトとディアの様子が気になり、会いにいこうとしたが許可が下りなかった。
心配はしていない。
そもそも、 【私に付き従う騎士たち】 で強化された彼女たちをどうにかできるような相手は、 それこそ俺のそばにいるエボナとノイシュぐらい。
教官たちが連係してくれば、 戦って勝っことはできないまでも逃げることは可能。 暗殺者の助手である彼女たちには戦闘以上に、隠密行動を叩き込んだ。強くなることよりも生き残ることこそが、 重要なのだから。

食事が終わり、 することもないので馬車に戻って眠ろうと考えていると、ノイシュに手を引かれた。
「星を見にいかないかい? このあたりは僕の領地に近くてね、よく見えるポイントを知っているんだ」
俺を監視している教官たちがぎよっとした顔をして、 警戒心を強める。
ノイシュは彼らを目で制する。
「ああ、いいな。 ここから見える空は、トウアハーデとは違う」
星を見ようというのは建て前。二人きりでないとできない話をするつもりだろう。
◇
少し歩いたところは湖のほとりだった。 たしかに美しい星空を楽しめる。
星空が映った湖面が美しい。
ノイシュが俺に笑いかけて、人差し指を唇に当てた。
俺はそれを見届け、唇を動かさず独自の発声法を行うことで見た目からではわからないように魔術を使う。
それは俺とノイシュを包む、空気の流れを遮る膜。
音というのは空気の振動、それを抑制すれば音は聞こえない。
つまり、外にいながら防音室にいるようなもの。