《因为不是真正的伙伴而被逐出勇者队伍，流落到边境展开慢活人生8》-前言(12)

それはすべての人類が同時に叫んでも届かないほど。
デミスの声は人間が直接聞くにはあまりにも力強かった。
しかし鼓膜がやぶれても、 神の声はレオノールへはっきりと届いた。
目を血走らせ、 歯を食いしばって耐えながら、 それでもレオノールは膝を屈しない。
デミスは言葉を続けた。
「愛しき我が子よ、あなたは道を誤った」
「いいえ、私は何も間違えなかった。悔いはないと言ったでしよう」
「愚かな子よ、無為な旅を続ける子よ、 それでも私はあなたを愛しています」
神の声はどこまでも慈愛に満ちていた
だが、 レオノールは冷笑を浮かべる
「私を愛してくださるのね、 さすが神様お優しいこと。でも私はあなたを愛さない
レオノールの意志は挫けない。

神と相対していることで、存在か燃え尽きようとも、自分の生き方を曲げたりはしない。
思う存分悪女として生きたことを否定することは、レオノールかレオノールでなくなるとい、つことだ。
デミスか見せた、 レオノールど名乗るあの弱々しく勇者にすがっていた存在を受け入れるくらいなら地獄で永遠の責め苦を味わうほうがマシだと、 そ、つレオノールは思っていた
「いいえ」
神は否定する
一体何をとレオノールは考えた
レオノールは自分の歩いている1本の道を見て、 ふと疑問が浮かぶ
「デミス、 1つだけ質問に答えてくださるかしら::この道はどこまで~何けば分かれるの?」
レオノールの目が見通せる限り、 そこにあるのはただ1本の道だ。
地獄があるというのなら、 どこかで道か分かれなければならない