鴨取り権兵衛(7)
2023-09-16 来源:百合文库
「おーい、だいじょうぶかー? ここへ飛(と)びおりろー」
「やだ、やだ。こわいようー」
「だいじょうぶ、だいじょうぶ。しっかり持(も)っているから、はやく飛(と)びおりろー」
こうなったら、しかたありません。
「よっ、ようし。飛(と)びおりるぞう。それ、一、二の三!」
ドスン!
ごんべえさんは、みごと、ふとんのまん中へ飛(と)びおりました。
しかし、そのひょうしに、お坊(ぼう)さんたちの頭(あたま)がゴッツンコして、目から火花が飛び出(とびだ)しました。
そして、その火花があたりへ飛(と)んで、五重の塔(ごじゅうのとう)が焼(や)け、お寺(てら)が焼(や)け、なにもかもが、残(のこ)らず焼(や)けてしまいました。
おしまい
「やだ、やだ。こわいようー」
「だいじょうぶ、だいじょうぶ。しっかり持(も)っているから、はやく飛(と)びおりろー」
こうなったら、しかたありません。
「よっ、ようし。飛(と)びおりるぞう。それ、一、二の三!」
ドスン!
ごんべえさんは、みごと、ふとんのまん中へ飛(と)びおりました。
しかし、そのひょうしに、お坊(ぼう)さんたちの頭(あたま)がゴッツンコして、目から火花が飛び出(とびだ)しました。
そして、その火花があたりへ飛(と)んで、五重の塔(ごじゅうのとう)が焼(や)け、お寺(てら)が焼(や)け、なにもかもが、残(のこ)らず焼(や)けてしまいました。
おしまい