【原创小说】【日文】ユートピア（終）(2)

　それと、セイ欲が機械で完成できるといえども、その機械が人に感情を与えられなかった。だからこそ人々は恋をして、または人々の間の付き合いをする。
　その後、短期的に、人々は仕事をやめた。しかしその後の数ヶ月後、人々は又元の職位に戻った。
　二つの欲求がなくてはないが、お金と言うのがまだ存在している。むしろ、無くなっていたのはこの二つの欲求しかない。人々は寒く感じたり、暑く感じたりはする。食物の価額が一段下がって、そして大幅に上がった。家の値段が増える一方。
　労働者を雇用するには、大金が必要だ。だから新たな住宅を買うには、ずいぶん金が必要なのである。農民たちが働くなって、そしてすぐに元の職位に戻って、大金をもらった農民は大富豪のために和牛を提供している。
　社会はあまり変わってはいなかった。変わったのは、資産階層の集中率だけである。
　人たちはぐうたらになり、仕事の効率は下がりつつある。
　だが、人々は昔のような悪意を表さなくなってきた。みんなが自分の職位にいて、自分が価値のある人だと感じている。自分が他の人を助けるだから、自分が働くと言うのは、ほんとうに人の必要のために働いたいるからだ。

　隣の国はソーシャリズムの国だから、このような機械や技術が存在している途端すぐに投入し、全国民を各生産線に分配する。
　アマラカという国は、そう幸運ではない。機械の購入を厳禁し、スキルの習得も禁止されている。否、厳禁という言葉は少し違う。しかし、その機械を購入するには少なくとも十億ドルの金がかかる。人々は依然として、混乱な状況なのである。
　私は私の国でいられることに幸福を感じている。
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社会制度が存在している限り、人は階層を超えることを望む。すでに権力を持つ人はその権力を広まりたがり、権力を持たない人は上を目指す。だからこそ、元の様子としか見えない。隣の国は、生産解放になり、徹底なシャカイ主義国家になったのだ。
　この二つの基本的な欲求が消せるのなら、その他のものも消せるのだと、その国のプレジデントがいう。
　私の国もその影響を及ぼした。
　自分が記者として隣の区に行った。しかしその前、自分の物語を言いたい。
◆
「綾辻賢子です」
　私の名前。
　生まれてから父親や母親たちの世代とは完全に別なもの、父や母たちの口によるとその前毎日肉臭みの塗れた「ご飯」という物を食うべきであった。おいしいだと、父と母が言った。