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三郎の初夢

2023-08-01日语睡前故事20210303 来源:百合文库

三郎の初夢


むかしむかし、ある年のお正月の二日に、おやじさんが三人の息子にたずねました。
「お前たちは、どんな初夢を見たんだね?」
 上の二人は自分の初夢を話しましたが、末っ子の三郎だけは、なぜか初夢の事を話そうとしません。そこで怒ったおやじさんが、三郎を家から追い出してしまったのです。
 一文無しで食べる物にこまった三郎は、人の畑からやさいをぬすんで役人につかまり、お城のろう屋に入れられてしまいました。
「ああ、とんでもない事になってしまったな」
 そこへ、この国の心やさしいお姫さまが、かわいそうな三郎にご飯を運んでくれたのです。
「あの、お腹が空いておられると聞きました。どうぞ、これをお食べくださいな」
「あっ、はい。ありがとうございます」
 お姫さまは心やさしいだけでなく、とても美しい人です。
 三郎は思わず赤くなりながら、ふと思いました。
(もしかして、この姫さまが初夢の・・・)
 それからしばらくしたある日の事、この国のとなりにある鬼の国の王が、こんな事を言ってきました。
「この国の姫の美しさは、三国一(さんごくいち→日本・中国・インドを合わせた中でも一番の事)と聞く。姫には、この鬼王の嫁になってもらおう!」

三郎の初夢


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