葉のない木と葉のある木(2)
2023-07-31日语睡前故事20210228 来源:百合文库
「はい、お好きなように」
「よし、わかった! ・・・では、お前たち、わしが他を当たってやるから、一緒に来るがいい」
神さまはそう言うとスズメとカラスを連れて、今度は杉や松や檜(ひのき)のところへ行きました。
「実はな、これこれこういう訳で、スズメとカラスが困っておるのだ。どうだ、一晩の宿を貸してもらえないだろうか?」
すると、杉も松も檜もこころよく言いました。
「はい。それでは、どうぞ私たちを宿にお使い下さい」
これを聞いた神さまは、とても喜びました。
「おお、そうかそうか、お前たちは、実に良い心がけをしておる。この褒美に、お前たちはどんな時でも葉があるようにしてやるからな」
こんな理由で、今でも楢の木は冬になると葉がなくなり、杉や松や檜たちは冬でも葉が青々としているのです。
おしまい
「よし、わかった! ・・・では、お前たち、わしが他を当たってやるから、一緒に来るがいい」
神さまはそう言うとスズメとカラスを連れて、今度は杉や松や檜(ひのき)のところへ行きました。
「実はな、これこれこういう訳で、スズメとカラスが困っておるのだ。どうだ、一晩の宿を貸してもらえないだろうか?」
すると、杉も松も檜もこころよく言いました。
「はい。それでは、どうぞ私たちを宿にお使い下さい」
これを聞いた神さまは、とても喜びました。
「おお、そうかそうか、お前たちは、実に良い心がけをしておる。この褒美に、お前たちはどんな時でも葉があるようにしてやるからな」
こんな理由で、今でも楢の木は冬になると葉がなくなり、杉や松や檜たちは冬でも葉が青々としているのです。
おしまい