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【汉化】谭雅战记 番外篇《北方哨塔》第一章【下】(9)

「せめて、遭難地点さえ分かれば部隊を急行させることも可能ですが…。」
ノルデン北方の紛争地域。
係争地点であるが故に、逆に帝国軍は多数の偵察と測量を行わせてあり地形にも習熟してはいる。
だが、それでも。
ノルデンの山は高く、そして広い。
「予定のルート候補これだ。だが、それ以上は把握していない。」
「是は…候補が多すぎます。とても、増強中隊で捜索しきれるとは。」
そして、差し出された計画のルートは余りに広範な選択肢を想定したもの。
情報部特有の複数の計画案による偽装と欺瞞なのだろうが、この場合は最悪だった。
遭難している連中がどのルートを取ったかすら定かでないとすれば。
見込みで周辺をカバーするだけで到底増強中隊では足りないだろう。

【汉化】谭雅战记 番外篇《北方哨塔》第一章【下】


「無理は承知だ。だが、なんとしてもやってもらわねばならない。損耗を顧みず、だ。」
【だが、なんとしてもやってもらわねばならない这句话看着很麻烦时间上大部分都是语气词...】
「…ご命令とあれば。了解いたしました。」
「では、よろしくお願いする。」
だが、そんな現場の葛藤とは裏腹に客人は実に平然と過酷な要求を突き付けてくる。
どれほど重要な案件なのかは知らされてもいないが、まったくもってふざけた要求だ。
「くそったれめ!」
目的のためならば、一切の損耗を度外視しての断行が命じられる恐るべき捜索救難戦。
厄介極まりない客人が退室した作戦室で、ヴァルコフにできることは吐き捨てることだけだった。

【汉化】谭雅战记 番外篇《北方哨塔》第一章【下】


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