初物語 二、 雨の日
もう三週間の金曜日に雨が降り続いた、そんなやいにしとししと時雨の日は出掛けることできないどころか、家でゆっくり休んでもできない。
テレビから人の声、雨が屋根の上で打ったの音、風邪が吹くの音、木の葉もきしきしにしていた。やいあな、うるさいなあ、 部屋でのんびりに本を読むなり、絵を描くなりしたいのに。
中国の庭と日本の庭に比べては、同じ東アジア文明だけれども間違いところがある、目を渡しまで全ての景を見たのは日本の庭であり、各々な涼亭や景山に区切り楼や景観を縮めて置いてのは中国の庭園である。当然、日本とも中国ともある風の様式が似ている、そして、地方による差がある思想や考えを加えた庭園あるいは庭はそれぞれの風格が成り立て地方の特長を表現している。
こち見たはある私的な中国の庭園である。雨が降っていてので、空は曇りっぽい、遠くに見て欲しいでも、霧でなかなかうまわずに木と建物との影だけであった。目下に見ると、金色の銀杏の葉や紅葉や枯れた木々が雨の中で舞い踊り、傘を差していた人々が足速いでそばに歩きいき、涼亭の下で、二つ爺さんが茶碗を持つながら象棋にしている。
「橋に立た君は僕を風景して、僕は橋に立た君を風景している。」
思わずにうっとりした。時間が窓に流れ。