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最後の真珠

2023-11-01 来源:百合文库

最後の真珠


むかしむかし、あるお金持ちの家で子どもが生まれ、家中が幸せに包まれていました。
絹(きぬ)のカーテンをひいた部屋には、お母さんと子どもがぐっすりと眠っています。
子どもの上には真珠を散りばめた、アミの様な物が広げてありました。
それは親切な妖精たちが持ってきた幸福の贈り物で、一つ一つの真珠が『健康な体』や『おいしいごちそう』や『楽しい遊び』や『仲の良いお友だち』などを現しているのです。
この家を守っている神さまが、にっこり笑って言いました。
「これで、全部の贈り物がそろいましたね」
 すると、子どもを守る神さまが答えました。
「いいえ、まだ一人の妖精が、贈り物を持ってきていません。最後の真珠が足りないのです」
「何と言う事だ。この子の幸福に、足りない物があってはならない。今すぐに、その妖精を探さなくては」

最後の真珠


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