《因为不是真正的伙伴而被逐出勇者队伍，流落到边境展开慢活人生8》-第二章 3/6(12)

「うげうげさん用の食事を用意していなくてごめんな」
うげうげさんはお構いなくと身体を震わせている。
それから5本目の脚を上げた。先端には小さな紙が結わえ付けてある。
「テイセからのメッセ1ジか 
紙を取って開いてみる。
「勇者来訪、現在問題なし……か」
以上がうげうげさんの脚に結び付けられるほど小さな紙に書かれた言葉だ。
「これでしばらくはゾルタンに戻れないな」
「早く勇者ヴァンがウエンデイダートを引き取ってくれるといいんだけど」
「ゾルタン当局との交渉で数日、運び出す作業はべヒモスの指輪の力と霊薬の数次第か」
外を見ると随分暗くなっている。
「今日は泊まっていくのかい?」
うげうげさんに聞いてみると、コクコクと頷いた。
「じゃあ鳩の寝床を用意しないとな」
「くるほー? 」
「確か……」
俺は荷物から調合用の土皿を1っ取り出し見せる。

「これなら寝る時に収まりかいいんじゃないか?」
「くるばー ！」
うんうん、気に入ってくれたみたいだ。
使っていない寝室に皿を置くと、鳩はポフッと座って体を休めた。
こんな小さな体で、 キロの道のりを一飛びするのだから鳥というのはすごいものだ。
「さて……」
勇者ヴァンがゾルタンに到着した。
どのような事態になるのか不安はある。
「だけど俺達がやれることもないか」
俺とルーティの目的は勇者ヴァン達と出会わないことだ。
テイセ達を信頼して、予定通りここでのんびり過ごすのが一番なのだろう。
だったら不安や緊張を抱えて過ごすのは損だ。
「よし、とりあえずワイヴァーンレースの続きだな」
俺は再びダイスを手にボードへ向かった。
そこでは両前脚でダイスを掲げるうげうげさんが待っていた。
「えっ? 、つげ、つげさんもやるの? 」
本当ハイスペックな蜘蛛だ。