《世界顶尖的暗杀者转生为异世界贵族6》第十九话(8)

ネヴァンに頼んだ贈り物、それはアラム・カルラ本人。
セーフハウスに隠していた彼女をネヴァンに連れ出してもらった。
俺の言葉は観衆に届かない。
なぜなら、教主の言葉は女神の代弁であり、俺の言葉は悪魔の囁き。
その前提がある限り、何を言っても無駄だ。
だから、その前提を崩す 教主という、ただの役職をもっ肥え太った豚の言葉以上に、女神の依り代であるアラム・カルラの言葉のほうがよほど重い。
アラム・カルラが俺に貼られたレッテルを塗り替え、対等になり、論理で打ち勝っ。
それこそが俺のプラン。
ネヴァンかアラム・カルラを舞台に上げたとき、ほば勝負はついた。
しかし、第六感が警鐘を鳴らした。
何か、見えないものが俺の体に入り込む。
入り込んだ何かが俺の体に根を張り、体の感覚が消えていく。
「 【精製】 【加工】 」
気が付けば土魔法を使っていた。
金属を生み出し、それをナイフの形に変える、俺が得意とする魔法。

体か俺の意思と無関係に動く。
人形遣い……その言葉が脳裏に浮かぶ 。
おかしい、ありえない。
トウアハーデの瞳で教主に繋がる糸は見えていた。
そして、糸で操っているとわかっていたときから、自分自身が操られること、 そして最強戦力であるエボナか操られることに対しては最大限の警戒をしていた。
なのに、気つかないうちに糸がつながっている。
嵌められた……初めから人形遣いは見えない糸を生み出した、にもかかわらずこれ見よがしに教主に繋がる糸を見えるようにしていたのは、見えるものだと俺に田5い込ませるため。
なるほど、蛇魔族ミーナが警戒するわけだ。残った魔族はすべて別格というのは本当らしい。
足が止まらない。
抵抗できない。
俺は自らが魔法で生み出したナイフを振り上げ、体に叩き込んだ暗殺者の技を、アラム・カルラの首を刈り取るために放っ。
(ああ、そうか。アラム・カルラがさらわれているということに気づきながらも、ろくに対策らしき動きを見せなかったのはそのためか)