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長者に生まれ変わった作太(3)

2023-10-31 来源:百合文库
「これ、作太、長い間、よくぞわたしを拝んでくれた。今度生まれてくる時は長者の息子として、幸せな一生を送るだろう。だから安心して死ぬがよい」
 次の日から作太は病気になり、日に日に弱っていきました。
 そしていよいよ最後が近づくと、村中の人たちが見舞いにやって来ました。
 すると作太は、枕元にいる人たちに向かってこう言いました。
「おれは、仏さまのお迎えで死ぬことになった。しかし今度生まれてくる時は、長者の息子になっているから、そのつもりでいてくれ」
 それを聞いた村人たちは、すっかりあきれました。
「作太は利口になったと思っていたが、死にぎわになって、また馬鹿に戻ったぞ」
 それを聞くと、作太はこう言ったのです。

長者に生まれ変わった作太


「おれの言う事が信じられないのなら、おれのおでこに《仏村の作太》と書いてくれ。そうすれば、おれが長者の息子に生まれ変わった時に、おでこに名前がついているはずだ」
「仕方ない。作太の言う通りにしてやれ」
そこで村人たちは作太の言う通り、おでこに墨で《仏村の作太》と書いてやりました。
すると作太は満足そうに笑うと、そのまま息を引き取ったのです。
さて、作太が死んで三年ほど過ぎた頃、京の都の長者の家に男の子が生まれました。
そして不思議な事に、その子のおでこには、何やら黒いしみがついているのです。
両親は心配して医者に見せましたが、ただのしみなので、そのうちに消えるだろうと言いました。
しかしそのしみは、この子が大きくなるにつれて、ますます黒くなっていくのです。

長者に生まれ変わった作太


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