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金の鳥居(3)

2023-10-28 来源:百合文库
二人は知恵をしぼりにしぼって、考えました。
しばらくして女房が、
「あっ! お前さま、いい事があるわ」
と、亭主に小声で言いました。
「そうだ。それがいい。そうしよう」
話が決まると夫婦はさっそく木綿針(もめんばり)の太いのを四本持って、鎮守さまにやってきました。
そしてパンパンと柏手(かしわで)を打つと、四本の針を組み合わせて小さな鳥居をこしらえたのです。
木綿針で作った小さな鳥居ですが、これも金の鳥居には違いありません。
この鳥居をお社の前にたてると、二人は手に手をとって踊りました。
♪おかげで、まげが、ゆえました。
♪お受けくだされ、金鳥居。

金の鳥居


♪エーホイ、トントン
♪エーホイ、トントン
すると、どうでしょう。
鎮守さまのとびらがスーと開いて、中から白いひげを生やした神さまが白い着物姿で現れたのです。
そして夫婦の歌に合わせて、神さまも歌いました。
♪仲が良ければ、知恵も出る。
♪たしかに受けたぞ、金鳥居。
♪エーホイ、トントン
♪エーホイ、トントン
こうして神さまと若い夫婦は、夜の明けるまで歌って踊りました。
おしまい


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