【原创小说】【日文】永遠の国(2)
様子の可笑しい服を着ているから、とても体の姿を見ることができない。しかし人類の見方から見れば、いい体だとは思う。
私は彼女のハダカを見たこともある。しかし彼女は気に入らない。なんだろう、不思議でも程がある。あくまでも私も一人の■■■■なのだから。
「いやだよ!」と叫ぶ。
捻った眉。顔が全部一つにねじって、本来美人だったのに、このような様子になって、どう見ればいいの?
十六才の彼女は大美人である。墨のような黒い髪、とその髪が自然にもたらす香りがする。眼鏡はかけられて、知性的なイメージがある。減点だという見方もあるけど、私的には減点ではない。
水が浸んだような肌、皮膚を通る赤みが見えるようになる。両足が末端まで貼り付いているのなら人魚が見えてきたようだ。彼女の胸は激しい勢いがない。丸みの富士山の方が適切かもしれない。
そして、背の後ろ、髪の下、首の位置では黒い痣一つある。
彼女もまた、あの遥かな星の元を見詰めている。
見ているのは彼女だけだから、事実そのものが孤独すぎてしまう。
データによると、あの星は昔、もっと綺麗だったらしい。
むかし、その星では、多くの生き物、多くの動物や植物がいた。
猫、犬、獅子、虎、鼠、豚、羊、林檎、檸檬、梧、楓、茸………
「星のお姫様、なぜお泣きになったのですか。」
星のお姫様という言い方は少し可笑しいとは思うけど仕方がない。今の限り他に「ひと」と呼べるものは一切いない。私が見える範囲では、彼女一人きりだ。たとえかつて本当に「姫」や「王子」などのものがいたとしても、今までこの旧俗を保つ意味などもない。この子を「姫」って呼ぶのも、私的には合理的だと思う、
私としての一言、せめて事情の経緯を聞かざるを得ない。
だが彼女は思った程より暴躍し、私を非難する。
「おまえ、聞いていなかった?私が全部オマエにゆったことがあるよ!?」
「ああ」
混乱してしまう、私はその記憶はない。むしろ、私は意識を持ち始めたばかりなんだけど。いや、違う。私は彼女のハダカを覚えているのなら、私は少なくとも何かを思えているはず。私も無意識的に彼女に敬語を使うのも、彼女を私の主人だと認識しているだろう。