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【汉化】谭雅战记 番外篇《北方哨塔》第五章【上】完结(8)

状況証拠では、帝国は真っ黒になるだろう。
だが、だからどうしたと?
与えられている命令では、帝国軍の痕跡を残さず回収せよとの命令なのだ。
自分の痕跡を綺麗に掃除し、消毒すれば少なくとも実働部隊は特定されない。
状況証拠だけで、帝国と協商連合の紛争領域での事象に『無関係のはずの』連合王国がクレームをつけられるはずもなし。
協商連合のクレームは、また単純に証拠がない罵り合いで誤魔化せる範疇だ。
証拠があれば、まったく別だろうが証拠のない非難声明など単なるプロパガンダだ。
連中が証拠を捏造しないとも限らないが、捏造された証拠と自明であれば反論も不可能ではない。
本物であれば、沈黙し問題そのものを葬らねばならないやもしれないが。

【汉化】谭雅战记 番外篇《北方哨塔》第五章【上】完结


「まあ、ご苦労なことだが不幸な事故というのはいつも起きるのだよ。」
【贪心和隐藏最后反噬自己...ε=(´ο`*)))唉】
だが、今のところは頗る順調である。
目標に秘密裏に接敵、そしてガス戦の条件を満たすことも完了。
「本来ならば、完全に証拠が隠匿できる方法が望ましいのだが…この天候だ。ガスを気化させられない以上、已むをえまい。」
ガスが残る以上、自然の事象に見せかけるためにも多少の細工は必要だ。
なにしろ自然条件ではガスが滞留するはずのない地形で、ガス事故を起こすのである。
多少の漏れがあるだろうために、雪崩で捜索と検証を困難にしておく必要はあった。
そして、方針を確定させしめたのちに行動の詳細を指揮官は通達せねばならない。

【汉化】谭雅战记 番外篇《北方哨塔》第五章【上】完结


「では手順を確認する。」


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