春雪异变与幽幽子的前世今生(2)

　「これはちょっと過ぎでしょうか～」と妖夢はそう感じる。
　死に導く能力がある幽々子様は、願えば、殺したい人の命を終わり易い。しかし、幽々子様は人間に対して悪意ではなく、能力を恣意に使わず、人間も妖怪も彼女を退治する気がない。幽霊を導く能力を持ち、従って、閻魔に幽霊の管理を命じられた。
　ある日、幽々子様はいつものように読書を楽しんでいる時に本棚でいつ置いたか分からなくて古い文献を発見する。この中にいつ起こったか分からない事は「富士見の娘は、西行妖が満開になった時に、幽明境を分かつことで、白玉楼に魂が安らかに眠り、西行妖を結界として封印し、できれば、再び苦しみを受けず、輪廻転生を永遠に忘れて欲しい…」と言うことが記載されている。
　西行妖は、白玉楼の隣に、大きな桜の木である。

　最初は、死んでから、何度目の桜が咲くだろうか。元々幽々子様も数えたいと言っても、9まで数えるのは根気がなくて諦めた。しかし、現在は「9999まで数えばいいな～」と後悔するので、カウントしていなかった期間を補うように、毎年ランダムに数えている。
　「なぁっ、妖夢、今年で5873回目の桜だわ、綺麗ね～」
　「いくら何でも盛り過ぎじゃないですか。幽々子様…」…
　「封印をと解いて、西行妖が満開になって、誰か復活するのでしょうか。」と、幽々子様はそう思う。確かに、幽々子様の記憶の中で、あの桜の木は最大八分咲いたようだ。
　この記載が滅多に興味を引き、春度を集めて始める。以前、人や妖怪などを死に導くことが楽しく、そんな初めて死者を復活させたい。もちろん、これはまた妖夢の手伝いを煩わせる。