第18话 名为『厉害』的不知道的话语(12)
(…………は、まったく……二度目の人生は予想もしないことが起きるな……ん?)
ふと教室後方の席に座る紫条院さんが目に留まる。
俺がみんなから褒められているこの状況にやたらニコニコしており、むふーっ!と可愛いドヤ顔で豊かな胸を反らしている。
……何故か妙に得意気だ。
まあ、それはともかく――
「ははっ……こんな大勢から褒めてもらえるなんて思わなかったよ。みんな、ありが――」
予想だにしなかった賞賛に多少照れつつ、俺はお礼の言葉を口にしかけ――
「……まあけどその……この詳しすぎるマニュアルとか執念めいたものを感じてちょっと引くけどな……1日で作ったってマジかよ……」
「うん、めっちゃ感謝してるんだけど……ええと、その、1日であれだけの要求に対応しちゃうのは凄すぎてちょっと変態じみてるかも……」
「なんかこう……すげーけど怖いよな……いや、すげーんだけど……」
っておいこらあああああ!
急にハシゴを外すなあああ!
「そこ言う必要あったか!? 褒めるなら最後まで褒めろよおお!」
まあ、そんな感じで文化祭の準備は進み――
開催の日はあっという間にやってきた。
ふと教室後方の席に座る紫条院さんが目に留まる。
俺がみんなから褒められているこの状況にやたらニコニコしており、むふーっ!と可愛いドヤ顔で豊かな胸を反らしている。
……何故か妙に得意気だ。
まあ、それはともかく――
「ははっ……こんな大勢から褒めてもらえるなんて思わなかったよ。みんな、ありが――」
予想だにしなかった賞賛に多少照れつつ、俺はお礼の言葉を口にしかけ――
「……まあけどその……この詳しすぎるマニュアルとか執念めいたものを感じてちょっと引くけどな……1日で作ったってマジかよ……」
「うん、めっちゃ感謝してるんだけど……ええと、その、1日であれだけの要求に対応しちゃうのは凄すぎてちょっと変態じみてるかも……」
「なんかこう……すげーけど怖いよな……いや、すげーんだけど……」
っておいこらあああああ!
急にハシゴを外すなあああ!
「そこ言う必要あったか!? 褒めるなら最後まで褒めろよおお!」
まあ、そんな感じで文化祭の準備は進み――
開催の日はあっという間にやってきた。