初代奥特曼废案剧场版《巨人作战》相关(2)

ある時スクラップとなったはずのロボット・ナポレオンが、「5つの挑戦者が科特隊とウルトラマンに挑戦し、勝ち残ったものがこの地球を支配するジャイアント作戦を開始する」と“宣戦布告”します。
その直後、モンゴルで倒したはずの地底怪獣モルゴが、ナポレオンの予言通り鳥取に出現。ムラマツキャップらがジェットビートルで出撃します。
一方ハヤタとアラシはナポレオンを追って、東京湾に面した工場地帯のスクラップ置き場へ。
ナポレオンはもともとO大の渡辺博士の手によって1959年に製造されたロボットで、一時はオートメーション工場の機械全ての制御を任されるほどでしたが、後任の新型ロボットが導入されて以降、登録を抹消されてスクラップとなったはずでした。

しかしそこで待っていたナポレオンは、もはや’59年製のポンコツではなく、様々な部品を拾い集めて自らを改造した結果、地球上のあらゆる兵器を寄せ付けないスーパーロボットと化していました。
ナポレオンは、ハヤタとアラシに言い放ちます。自分と怪獣モルゴを含めた5種類もの挑戦者が、科特隊とウルトラマンを狙っている、もし自分を倒しても事態は収まらないどころか、より混乱を招くだろう、と。
その頃鳥取に現れた地底怪獣モルゴは、イデ隊員の発明した新兵器・超強力乾燥光線によって見事撃破されます。
地球上のあらゆる兵器を寄せ付けないナポレオンでしたが、この時ハヤタが携行していたのは火星の物質を基にした新兵器マルサイト・セブン。ナポレオンの言葉を聞いて血気に逸ったアラシがマルサイト・セブンを撃ってしまい、ナポレオンは再びスクラップに…。