《世界顶尖的暗杀者转生为异世界贵族6》第二十话(5)

だからこそ、対策はある。
服を突き破り、 肩に接続された第三の腕が露わになる。
 それは、神器。 かって俺を嵌めようとした貴族から奪った、神の腕。神の腕が頭上を薙ぎ払う。
するととたんに体の自由が戻った?
 ナイフを収め、なんとか踏みとどまる。
(神の腕、 ようやく有効活用ができたな)
神の腕、 その特徴は、 触れられぬものに触れること 魔力だろうが、魂しよ、つ き つかだろうが、瘴気だろうが、霊体だろうが、神の腕は掴む。
神の腕に仕込みをしていた。それは、 俺が一定間隔で停止コードを送り続けない限り、俺を縛るすべてを破壊しろというもの。
操られてしまうことを最大のリスクと考えた場合、 通常の方法では対抗手段かあってもそれを使うことすらできなくなることか怖い。
だから、 何もしなければ発動するようにした。
(まあ、 こいつを持ち込むのにはそれなりに苦労したが)

ゆったりとした服なら隠し通せるサイズとはいえ、金属の腕だ。処刑台に連行されるまえに、取り上げられてしまう。
だから、 身体検査をされたあと、 胃袋に隠していた 【鶴革の袋】 から取り出し、目を盗んで接続した。
暗器の持ち込みは暗殺者にとって、基礎の一つ。
人体というのは案外隠し場所か多い 胃袋なんてものはもっともポピュラーなものの一つ。
(素人め、腹の中や肛門の中ぐらい、調べるのは常識だ)
仮に俺が、身体検査をするならそれぐらいはする。
そんなことを考えている間に、アラム・カルラは深呼吸をして、それから観衆のほうを向いた。
「聞いてください、教主は魔族に操られております。 私は教主に殺されかけ、女神の導きで招かれたルーグ・トウアハーデにより救われ、身を隠しておりました。私、アラム・カルラか彼、ルーグ・トウアハーデこそ、女神によって選ばれし英雄であることを示します」