【起源】ノアとノエル
むかしむかし、プヤの花神にはノエルとノアという二人の子供がいました。
ノエルは兄、ノアは妹。
童諾亜この時、プヤ花神やラベル大陸の民たちは花神継承のことを考えていなかったため、無邪気に幼きノエルも幼きノアも競争することを知らなかった。
「お兄さん、一緒に遊びに来て」
「うん……やっぱり行かないよ。昨日遊んだばかりじゃない?」
ノエルは無愛想で静かなのが好きだが、ノエルは活発で可愛く、にぎやかなのが好きだ。二人の間には意見の相違がある。
「なあ、お兄さんが遊んでくれないから、誰かに遊びに行くの?」
「よしよし、遊んであげてもいいだろう」
「それが私のいいお兄さんです」
まだ競争は始まっていませんが、予備花神として、部外者と接触するのは危険です。
なにしろ子供だから、どこに行くかわからない。敵に出くわしては困る。プヤの花神の保護もなければ、何の力もないノエルとノアは敵に連れ去られてしまう。しかも、敵が何をするか分からない……
「諾……ノア……私は……少し疲れた……自分で遊んで……いいか?」