第26話 深信自己是王子的帅哥过来找茬了(17)
「お断りだよ! そんな勝負誰が受けるか!」
「黙れ。お前の意思なんて聞いていない」
……は?
何言ってんだこいつ?
「お前に拒否権なんてあるものか……! 俺が勝負すると決めた以上逃げられやしない! お前は俺と期末テストで勝負し、敗者の定めに従い二度と春華には近づけなくなる! もはやこれは決定事項だ!」
「な……何をわけのわからないこと言ってるんだお前!? お互いの合意がないと勝負も賭けも成立しないだろ!?」
「お前の合意なんて必要あるか! 俺の決定に勝るものはない!」
本気でそう思っているようで、一切のためらいもなく御剣が言い放つ。
メチャクチャというレベルではない。
100%自分が正しいと信じ切っており言葉が通じない。
「まあ、精々無駄な抵抗をしてみろ。俺が負けるなんてありえんがな」
薄く笑い、話は終わりとばかりに御剣は廊下を大股で歩いて去っていく。
そして俺は余りにもアレな展開に絶句するしかない。
「……何なんだあいつは……」
前世の社畜時代でも『俺がそう決めた! ただ従え!』という物言いの奴は珍しくなかったが、流石に約束やら契約やらのお互いの合意が必要なものを一方的に決める奴はお目にかかったことはない。
まあ、『その書類は新浜が「俺が期日までに仕上げます」と言ったから任せました!』とか約束を捏造する奴はいたが。
「黙れ。お前の意思なんて聞いていない」
……は?
何言ってんだこいつ?
「お前に拒否権なんてあるものか……! 俺が勝負すると決めた以上逃げられやしない! お前は俺と期末テストで勝負し、敗者の定めに従い二度と春華には近づけなくなる! もはやこれは決定事項だ!」
「な……何をわけのわからないこと言ってるんだお前!? お互いの合意がないと勝負も賭けも成立しないだろ!?」
「お前の合意なんて必要あるか! 俺の決定に勝るものはない!」
本気でそう思っているようで、一切のためらいもなく御剣が言い放つ。
メチャクチャというレベルではない。
100%自分が正しいと信じ切っており言葉が通じない。
「まあ、精々無駄な抵抗をしてみろ。俺が負けるなんてありえんがな」
薄く笑い、話は終わりとばかりに御剣は廊下を大股で歩いて去っていく。
そして俺は余りにもアレな展開に絶句するしかない。
「……何なんだあいつは……」
前世の社畜時代でも『俺がそう決めた! ただ従え!』という物言いの奴は珍しくなかったが、流石に約束やら契約やらのお互いの合意が必要なものを一方的に決める奴はお目にかかったことはない。
まあ、『その書類は新浜が「俺が期日までに仕上げます」と言ったから任せました!』とか約束を捏造する奴はいたが。